梅毒に関して

どうもcamadyです。

先日風疹について記事を書きましたが、ここ最近風疹とともに感染が広がっている感染症があります。それは梅毒です。今日は梅毒について記事を書いて言いたいと思います。

梅毒は元々、アメリカ大陸やインド諸島の風土病でものが、日本を含め全世界に広まった感染症でありますが、ペニシリンの発明によって一時期激減しましたが、最近ちょとずつ増加しております。

梅毒は大きく二つに分けることができ、先天梅毒と後天梅毒とに分けることが出来ます。

先天梅毒・・・妊婦が梅毒にかかり、梅毒の原因となる細菌が胎盤を通過することで子宮内の胎児に感染する。この場合、全身の臓器・神経系・皮膚・粘膜などが侵されます。また、感染した胎児は死産・流産することが多いので妊婦の梅毒は非常に注意が必要です。

後天梅毒・・・患者の病巣部(皮膚・粘膜)の分泌液や、患者血液などが感染源となる。梅毒の原因となる菌は短時間で死滅するために、性行為・キスなどの直接接触による伝播がほとんどであり、皮膚・粘膜の小さな傷から組織内に侵入し感染します。臨床経過は第一期から三期までに分かれ、第一期二期を早期梅毒、それ以降を晩期梅毒と呼びます。

 梅毒の治療にはペニシリンでの治療が有効です。これはあくまで治療に用いる薬剤であり、予防するためのワクチンではありません。感染する前に予防を心掛けることが大切です。先天梅毒の予防では、妊婦の梅毒の早期発見が重要であり、予防のために妊娠時に梅毒血清反応検査が行われます。胎児への感染は胎盤ができるまで(妊娠3ヶ月以内)は起こらないので、3ヶ月以内の早期に治療すれば胎児への感染を防ぐことができる可能性が高くなります。一方で、後天梅毒の予防については、性行為での感染が主となるので不特定多数の人との性行為をしないように心掛けたり、性感染症(STD)に関する学校での性教育が重要になります。

さて今回は前回に引き続き医療系の記事を書いてみました。梅毒は最近感染者数が増えていますので、注意が必要です。それでは!