風疹について

どうもcamadyです。

今日は医療系のテーマとして、最近テレビでニュースになっている風疹について書いていきたいと思います。風疹は感染力がとても強い感染症で十分な注意が必要です。

 風疹は、感染者から、主に飛沫を介して経気道感染をします。具体的には風疹ウイルスは上気道で増殖したあと、ウイルス血症を起こし、皮膚、鼻咽喉をはじめ全身に広がり風疹を起こします。

症状として、主に冬～春に流行し、２～３週間の潜伏期の後、発熱と発疹、耳介後部や後頭部のリンパ節腫脹が現れ、一般に軽症で特別な治療は必要ありませんが、まれに関節炎、血小板減少性紫斑病、脳炎などの合併症を誘発します。

風疹は、一般の人は特に特別な治療は必要ありませんが、妊婦の場合はかなり注意が必要です。

妊婦（特に妊娠初期）が感染した場合、ウイルス血症により風疹ウイルスが胎盤を通過することで胎児に垂直感染して臓器に損傷を与えることがある。多くの場合は、胎児が死亡して流産となるが、出産された場合には先天性風疹症候群（CRS)になることがあります。

先天性風疹症候群・・・白内障、先天性心疾患、内耳性難聴を三主徴とし、その他知的障害、小頭症を引き起こす場合があります。胎児の臓器が形成される妊娠初期（妊娠１～2ヶ月）の感染が危険です。

風疹の免疫は一生涯続く特性があり、一般の人の場合は風疹予防としては弱毒性生ワクチンによる予防接種が有効であります。その他、胎児への垂直感染を防ぐためにも母親の妊娠前の予防接種も有効であります。この際、予防接種後少なくとも２ヶ月は避妊が必要であります。また妊娠後にワクチン接種をすることは絶対にしてはダメです（禁忌）。

今回はいつもと違い医療系の記事を書いてみました。

最近風疹のニュースがよく流れて日本国内では感染者数が増加しており、そして風疹は感染力が非常に強いので注意が必要です。それでは。